姉の結婚式 その壱
姉が結婚式を挙げる。
時には何でもない事のように、時には女性にとっては人生の一大行事のように言われる「結婚式」。私達の両親は結婚式を挙げなかった。家にそれらしい写真は一枚も存在せず、母は結婚式について語ることもせず、我が家に「結婚式」というものは存在しなかった。私はそのせいか、小さい頃から自分の結婚式を夢見ることさえ無かったような気がする。それが、姉が結婚式を挙げるというのである。未知なる世界だ。
彼女は、未来の夫の御両親と面会した際、「妹が日本に帰国した時に式を挙げます。あと披露宴は嫌なので、しません」と述べたらしい。御両親も大らかな方々で、二人がそれでいいのならと了承した。
彼女の夫は婚約から披露宴まで、一通りの事はするつもりでいたらしい。けれども彼女は婚約指輪も断った。結婚指輪は受け取ったが、それを見た我ら父が一言「そういえば、自分は結婚指輪も買わなかったっけ」と呟いた。鈍い男性だ。朴念仁とは父のような人の事を言うに違いない、と思った。

結婚指輪と夫婦熊。姉は可愛らしく小さなものが大好き。

結婚式の日の朝、滅多に(というか今まで殆ど)使わない鞄を箱から出す。

着付け、食事等でお世話になるたちばなさん。

たちばなさんは、割烹料亭。写真は玄関を入ったところ。

新婚夫婦がここを選んだ理由は、富士山がよく見えるから。

そして用意万端、一日が始まる。
時には何でもない事のように、時には女性にとっては人生の一大行事のように言われる「結婚式」。私達の両親は結婚式を挙げなかった。家にそれらしい写真は一枚も存在せず、母は結婚式について語ることもせず、我が家に「結婚式」というものは存在しなかった。私はそのせいか、小さい頃から自分の結婚式を夢見ることさえ無かったような気がする。それが、姉が結婚式を挙げるというのである。未知なる世界だ。
彼女は、未来の夫の御両親と面会した際、「妹が日本に帰国した時に式を挙げます。あと披露宴は嫌なので、しません」と述べたらしい。御両親も大らかな方々で、二人がそれでいいのならと了承した。
彼女の夫は婚約から披露宴まで、一通りの事はするつもりでいたらしい。けれども彼女は婚約指輪も断った。結婚指輪は受け取ったが、それを見た我ら父が一言「そういえば、自分は結婚指輪も買わなかったっけ」と呟いた。鈍い男性だ。朴念仁とは父のような人の事を言うに違いない、と思った。

結婚指輪と夫婦熊。姉は可愛らしく小さなものが大好き。

結婚式の日の朝、滅多に(というか今まで殆ど)使わない鞄を箱から出す。

着付け、食事等でお世話になるたちばなさん。

たちばなさんは、割烹料亭。写真は玄関を入ったところ。

新婚夫婦がここを選んだ理由は、富士山がよく見えるから。

そして用意万端、一日が始まる。
2012.05.15 Tuesday 11:45


















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